「おしゃれな飲食店にしたいけれど、どこから手をつければいいか分からない」「デザインにこだわりたいが、予算内に収まるか不安」と感じていませんか。
結論として、飲食店の内装はコンセプト・配色・照明・動線の4つを軸に設計することで、費用をかけすぎずにおしゃれな空間へ近づけられます。
本記事では、内装にこだわる意味から、おしゃれに仕上げる7つのコツ、業態別のデザイン例、よくある失敗、坪単価の費用相場、店舗デザイン業者の選び方までをまとめて解説します。
目次
おしゃれな内装が集客につながる理由

内装のおしゃれさは、オーナーの自己満足で終わる話ではありません。
飲食店では空間そのものが集客装置として働き、売上や採用にまで影響します。まずは内装に投資する意味を整理しておきましょう。
SNSで拡散され新規客の入口になる
店選びの起点は、もはや検索エンジンだけではありません。
InstagramやTikTokで店内の写真を見て来店を決める人が増えており、写真映えする一角があるかどうかが新規客の流入量を左右します。
撮りたくなる空間は、来店客が自発的に発信してくれる広告媒体だと考えてください。
広告費をかけずに認知を広げられる点は、資金に限りのある個人店ほど大きな武器になります。
逆にいえば、料理の質が高くても写真に写らない店は、比較検討の候補にすら入らないおそれがあるのです。
空間の価値が客単価とリピート率を上げる
同じメニューでも、落ち着いた空間で提供されると体験としての価値が高まります。
「ここでもう一杯」と思わせる居心地は滞在時間とドリンクの注文数を伸ばし、結果として客単価に反映されるでしょう。
記念日や接待といった目的利用に選ばれやすくなるのも、内装に投資した店の強みです。
価格競争に巻き込まれずに単価を維持したいなら、味と同じくらい空間の設計に力を入れる価値があります。
働きやすさがスタッフの定着を左右する
内装の恩恵を受けるのは、お客様だけではありません。
厨房の作業スペースや配膳の動線が整っている店は、同じ人数でも回せる席数が増え、ピーク時のストレスが減ります。
働く環境として魅力があれば採用面でも有利に働き、求人への応募も集まりやすくなるはずです。
飲食業は人手の確保が課題になりやすい業種といえます。
デザインを考える段階から、働く側の視点を必ず織り込んでおきましょう。
飲食店の内装をおしゃれにする7つのコツ

ここからは、飲食店の内装デザインを成功させる具体的なコツを7つ紹介します。
いずれも特別な予算を必要とせず、設計の初期段階で意識するだけで仕上がりが変わる項目ばかりです。
- コンセプトを一言で言語化する
- 配色はベース・アソート・アクセントの3色まで
- 照明は色温度と明るさを使い分ける
- 素材の質感は視線が集まる場所へ投資する
- 客とスタッフの動線を交差させない
- 写真を撮りたくなる一角をつくる
- 外観と看板まで含めて設計する
コンセプトを一言で言語化する
内装づくりで最初にやるべきは、店のコンセプトを一文にまとめることです。
「都会の真ん中にある小さなワイナリー」のように、立地・客層・過ごし方が思い浮かぶ言葉まで落とし込みましょう。
この一文があると、素材や照明で迷ったときの判断基準ができ、空間全体に統一感が生まれます。
逆に言葉が曖昧なままでは、好きな要素を寄せ集めただけの、どこかで見たような店内になりがちです。
デザイナーへの共有もスムーズになるため、打ち合わせ前に必ず用意しておいてください。
配色はベース・アソート・アクセントの3色まで
内装の配色は、ベースカラー7割・アソートカラー2割・アクセントカラー1割を目安に、多くても3色までに抑えます。
色数が増えるほど視線が散り、落ち着かない印象を与えてしまうためです。
たとえば白を基調に木目を合わせれば、清潔感と温かみが同居した空間になります。
ダークブラウンに真鍮のアクセントを効かせると、大人びた雰囲気へ振ることも可能です。
ブランドカラーがある場合は、面積の小さいアクセントとして使うと悪目立ちしません。
照明は色温度と明るさを使い分ける
照明は、内装の印象を最も安く大きく変えられる要素です。
ゆっくり過ごしてほしい店なら電球色で全体を落とし、テーブル面だけを明るくすると料理が引き立ちます。
一方、回転率を上げたいランチ主体の店では、やや白めの光で全体を均一に照らすほうが向いているでしょう。
天井から下に向かって暗くなるグラデーションをつくれば、同じ内装でも高級感が出ます。
1灯で全体を照らすのではなく、複数の光源を組み合わせて陰影をつくることが大切です。
素材の質感は視線が集まる場所へ投資する
色と並んで印象を決めるのが素材の質感です。
ざらついた左官壁、節のある無垢材、光沢のあるタイルでは、同じ色でも受ける印象がまったく違います。
全面を高価な素材で仕上げる必要はありません。
客席から見える壁一面やカウンターの天板など、視線が集まる場所に絞って質感の高い素材を使うのが効率的です。
残りは塩ビタイルや化粧板といったコストを抑えた材料でも、照明の当て方しだいで十分に見栄えします。
客とスタッフの動線を交差させない
見た目が整っていても、動線の悪い店は長続きしません。
配膳中のスタッフとトイレに向かう客がぶつかる、下げ膳の通り道がレジ待ちの列と重なるといった設計は、提供の遅れとクレームの温床になります。
厨房内も、調理・配膳・洗い場の動きが重ならないよう独立させるのが基本です。
図面ができた段階で、ピークタイムの人の動きを線で書き込み、交差する箇所がないか確認してみてください。
写真を撮りたくなる一角をつくる
店全体を作り込む予算がなくても、印象に残る一角があれば発信の起点になります。
壁面のグリーンやロゴサイン、印象的なペンダントライトなど、背景として成立する場所を店内に1か所つくりましょう。
コツは、席に座ったまま自然に撮れる位置へ配置することです。
わざわざ立ち上がって撮る必要のある場所は、思ったほど使われません。
季節ごとに小物を入れ替えれば、再訪した客にも新鮮さを届けられます。
外観と看板まで含めて設計する
内装がどれだけ良くても、外から入りづらい店構えでは客足は伸びません。
通行人が入店を判断する材料は、看板の視認性・入口の開放感・店内がどの程度見えるかの3点です。
初来店のハードルを下げたいなら、メニューと価格帯を外から読み取れるようにしておきましょう。
外観と内装のトーンがそろっていれば、入る前と入った後のギャップも生まれません。
看板は内装工事とは別発注になるケースもあるため、早めに施工業者へ相談してください。
業態別に見る飲食店の内装デザイン例

同じ「おしゃれ」でも、業態が変われば正解は変わります。
まずは自店の業態がどの方向性に近いかを、下の表で確認してみましょう。
| 業態 | デザインの方向性 | 相性の良い要素 |
|---|---|---|
| カフェ | 明るく軽やか | 白基調・木材・自然光 |
| 居酒屋・和食 | 落ち着いた和モダン | 木格子・間接照明・土壁調 |
| バー・ダイニング | 陰影のある大人の空間 | ダークトーン・カウンター・スポット照明 |
| ラーメン店・焼肉店 | 清潔感と機能性 | 拭ける素材・強い排気・高い照度 |
| レストラン | 非日常と高級感 | 広い席間隔・上質な素材・調光 |
カフェは自然素材と明るさで軽やかに
カフェは滞在時間が長く、写真を撮られる機会も多い業態です。
白やベージュを基調に木材やリネンなどの自然素材を合わせると、昼の光になじむ軽やかな空間に仕上がります。
窓際にカウンター席を設ければ、1人客の居場所を確保しながら外からの見え方も良くなるでしょう。
近年は余白を大きく取るミニマルな内装も人気で、家具の点数を減らす手法が定番になりました。
具体的な作り方は韓国カフェ風内装の作り方でも解説しています。
居酒屋・和食は和モダンで落ち着きを出す
居酒屋や和食店では、木の質感と間接照明を組み合わせた和モダンが定番です。
天井を低く見せる下がり壁や木格子で視線を区切ると、広い店内でも席ごとに囲まれ感が生まれます。
全体の照度は抑えめにし、テーブル面だけを照らせば料理がおいしそうに見えます。
ただし暗くしすぎるとメニューが読みにくくなるため、手元の明るさは確保しておきましょう。
手法の詳細は和モダンな飲食店内装の作り方で紹介しています。
バーは陰影のコントラストで演出する
バーやダイニングバーは、明るさを抑えた空間に光の点をつくる設計が向いています。
バックバーの棚をライトアップし、客席は必要最小限の照度に留めると、視線が自然と酒瓶やスタッフの手元へ集まります。
素材はダークウッドや黒皮鉄、モルタルなど、経年変化が味になるものが好相性です。
カウンターの奥行きと高さは居心地を大きく左右するので、ショールームなどで実際に座って確かめてから決めてください。
ラーメン店・焼肉店は清掃性と排気を優先
油煙や湯気が出る業態では、見た目より先に排気と清掃性を検討します。
壁や天井に凹凸の多い装飾を使うと油汚れが溜まり、数年で見栄えが落ちてしまうためです。
拭き取りやすいメラミン化粧板やタイルを選び、そのうえで色や割付でデザイン性を出すのが現実的でしょう。
ダクトの経路は物件の条件に大きく左右されるため、契約前に施工業者と一緒に確認しておくと安心です。
内装デザインでよくある4つの失敗

おしゃれさを追いかけるあまり、開店後に後悔する例は少なくありません。
ここでは、飲食店の内装で起こりやすい4つの失敗と、その回避策を確認します。
- 見た目を優先して動線が破綻する
- 流行を追いすぎて数年で古く見える
- 清掃とメンテナンスの手間を見落とす
- 内装制限を知らずに設計をやり直す
見た目を優先して動線が破綻する
最も多い失敗が、席数やレイアウトの見栄えを優先し、働く動線を後回しにするケースです。
通路幅が足りずに配膳が滞る、レジ位置が悪く会計時に人が詰まるといった問題は、開店後に直そうとすると内装のやり直しになります。
図面の段階で客席を1〜2席減らしてでも通路幅を確保する判断が、結果的に売上を守ります。
設計者には理想の席数ではなく、ピークタイムのオペレーションを具体的に伝えましょう。
狭小物件での考え方は3坪の飲食店レイアウトのコツが参考になります。
流行を追いすぎて数年で古く見える
SNSで話題の意匠をそのまま取り入れると、短期的な話題性は得られる一方、数年後に古さが目立ちます。
内装工事は数百万円単位の投資であり、一般的に10年前後で設備更新の時期を迎えるものです。
ベースとなる壁・床・天井は流行に左右されにくい構成にし、家具や照明など交換しやすい部分でトレンドを取り入れるのが現実的な進め方です。
この使い分けができていれば、少ない費用で定期的に印象を新しくできます。
清掃とメンテナンスの手間を見落とす
素材選びで見落とされがちなのが、日々の手入れのしやすさです。
無垢材のテーブルはシミが残りやすく、目地の細かいタイル床は油で滑りやすくなります。
手の届かない高さに装飾を吊るせば、ほこりが溜まったまま放置される事態にもなりかねません。
閉店後の清掃に割ける時間は限られています。
採用したい素材があるときは、清掃方法と想定される劣化のスピードを施工業者へ必ず確認しておきましょう。
内装制限を知らずに設計をやり直す
飲食店は建築基準法上の特殊建築物にあたり、壁と天井の仕上げ材に内装制限がかかる場合があります。
とくに火を使う厨房は壁・天井を準不燃材料以上で仕上げる必要があり、無垢材をそのまま張ることはできません。
ただし床は内装制限の対象外であり、不燃認定を受けた木目調の材料を使う、スプリンクラーや排煙設備を設けて緩和を受けるといった選択肢もあります。
適用の可否は建物の規模や構造で変わるため、設計段階で有資格者に確認してもらうのが確実です。
引用元:e-Gov法令検索 建築基準法施行令
おしゃれな内装にかかる費用相場

デザインの方向性が固まったら、次は予算感の確認です。
工事範囲と業態の2つの軸で、おおよその金額をつかんでおきましょう。
工事範囲で変わる坪単価の目安
厨房・給排気・空調をそのまま使い、仕上げ中心で手を入れる改装であれば、坪単価は15〜30万円程度に収まります。
内装を解体した骨組みの状態から作る場合は、設備工事をゼロから行うため坪単価30〜60万円が目安です。
注意したいのは、厨房や水回りの位置を動かすと改装でも費用が跳ね上がる点です。
詳しい内訳は飲食店の改装費用の記事、骨組みからの工事はスケルトン物件の内装工事費用でそれぞれ解説しています。
業態別に見る坪単価の目安
同じ飲食店でも、必要な厨房設備や内装のグレードは業態ごとに違うため、坪単価にも差が出ます。
骨組みの状態から仕上げる場合の目安は、次のとおりです。
| 業態 | 坪単価の目安 | 費用が動く要因 |
|---|---|---|
| カフェ | 30〜60万円 | 厨房設備が少なく抑えやすい |
| 居酒屋・バー | 30〜60万円 | 客席の造作しだいで変動 |
| ラーメン店・焼肉店 | 40〜80万円 | 給排気・ダクト工事が高額 |
| レストラン | 50〜100万円 | 厨房設備と内装グレードが高い |
火力が強い業態や煙の出る業態ほど、給排気設備の工事費がかさむ傾向にあります。
なお、小さい店舗ほど坪単価は割高になりやすい点にも注意してください。
費用を抑えながらおしゃれに見せる工夫
限られた予算で見栄えを高めるには、費用をかける場所を絞るのが基本です。
入口からカウンターまでの視界に入る範囲へ素材と照明の予算を集中させ、バックヤードや客席の裏手は機能性重視の仕上げに切り替えます。
既存の躯体や配管をあえて見せるインダストリアル調は、解体と仕上げの手間を減らしながら雰囲気を出せる手法です。
居抜き物件で厨房や空調を流用できれば、浮いた分を客席のデザインへ回せます。
物件選びの判断材料は居抜きとスケルトンの違いにまとめました。
開業費用に占める内装費の割合
これから開業する場合は、内装費だけでなく資金計画全体で考える必要があります。
日本政策金融公庫の2025年度調査によると、開業費用の平均は975万円、中央値は600万円でした。
引用元:日本政策金融公庫 新規開業に関する調査
飲食店は厨房設備と内装の比重が大きく、店づくりだけで総額の半分以上を占めるケースも珍しくありません。
内装に使いすぎて運転資金が細ると、開店直後に集客が伸び悩んだ際、立て直す余力を失います。
数か月分の運転資金を確保したうえで、内装の予算枠を決めてください。
飲食店の店舗デザインを依頼するときの業者の選び方

内装デザインの仕上がりは、どの業者と組むかで大きく変わります。
ここでは、飲食店の店舗デザインを依頼する際に見るべき4つの視点を紹介しましょう。
- 設計と施工が一貫しているか確認する
- 同じ業態の施工実績を見る
- 2〜3社の相見積もりで比較する
- 相談から開店までの流れを把握する
設計と施工が一貫しているか確認する
内装業者は、施工のみを請け負う会社、デザインのみを行う設計事務所、設計から施工まで一貫して担う会社の3タイプに分かれます。
窓口を減らしたいなら、一貫対応の会社が有力な候補です。
設計と施工が分かれていると、引き継ぎの手間が増えるうえ、不具合が出たときの責任範囲も曖昧になりがちです。
一方でデザイン性を最優先するなら、設計事務所へ依頼して施工会社を別に選ぶ進め方も選択肢に入ります。
同じ業態の施工実績を見る
店舗内装の会社にも得意分野があります。
物販やオフィスの実績が中心の会社では、厨房の排気やグリストラップなど飲食店特有の設備に慣れていない可能性があるでしょう。
施工事例のページで、自店と同じ業態・同じ規模の実績があるかを必ず確認してください。
写真の雰囲気が自分の思い描くコンセプトに近ければ、打ち合わせでの認識のずれも小さくなります。
高級路線を狙う場合は高級レストランの内装デザインも参考になるはずです。
2〜3社の相見積もりで比較する
内装工事の見積もりは、業者によって数十万〜数百万円の差が出ることも珍しくありません。
適正価格を見極めるためにも、最低2〜3社から見積もりを取って比較しましょう。
比較の際は総額だけを見ず、工事項目ごとの単価や「一式」表記の中身まで確認します。
極端に安い見積もりは、着工後に追加費用を請求されるリスクもあるため注意が必要です。
相談から開店までの流れを把握する
店舗デザインは、相談・現地調査・プラン提案・見積もり比較・契約・着工・引き渡しという流れで進みます。
部分的な改装なら1〜2週間程度、規模の大きい工事では1〜3か月程度が工期の目安です。
客席数の変更や厨房の改修を伴う場合は、保健所への届け出や検査が必要になることもあります。
行政手続きに1〜2週間かかるケースを見込み、開店日から逆算して工程を組んでおくと安心です。
飲食店の内装に関するよくある質問

ここまで、内装づくりの考え方から費用相場、業者選びまでを解説してきました。
最後に、飲食店の内装デザインについて相談の多い疑問へまとめてお答えします。
Q
飲食店の内装の相場はいくらですか?
A
既存設備を活かす改装なら坪単価15〜30万円、骨組みの状態から仕上げる工事なら坪単価30〜60万円が目安です。10坪の店舗であれば、改装で150〜300万円、スケルトンからで300〜600万円程度と考えるとイメージしやすいでしょう。厨房機器の費用は別途必要です。
Q
おしゃれな内装にすれば客は来ますか?
A
内装は来店のきっかけを作る要素であり、それだけで集客が完結するわけではありません。客足が伸びない店には、コンセプトと客層のずれ、入りにくい店構え、動線の悪さといった共通点が見られます。内装のデザインと、立地・価格帯・オペレーションをセットで見直すことが大切です。
Q
狭い店舗でもおしゃれな内装にできますか?
A
可能です。むしろ狭い店舗は世界観を作り込みやすく、素材や照明にかける費用も抑えられます。鏡で奥行きを出す、天井を現しにして高さを稼ぐ、家具の高さをそろえて視線を通すといった手法が有効です。席数を無理に詰め込まず、通路幅を確保することを優先しましょう。
Q
内装デザインは誰に依頼すればよいですか?
A
飲食店の実績が豊富な店舗内装会社、または店舗設計を専門とする設計事務所が候補になります。窓口をひとつにまとめて工期を短縮したい場合は設計施工一貫型、デザインの独自性を追求したい場合は設計事務所が向いています。いずれの場合も、複数社の提案と見積もりを比較して決めましょう。
Q
居抜き物件でも内装デザインは変えられますか?
A
厨房や空調の位置を変えなければ、客席側の内装を変更して印象を大きく刷新できます。壁と床の仕上げ、照明、家具を入れ替えるだけでも雰囲気は別物になるでしょう。ただし前店舗のレイアウトに縛られるため、契約前に厨房位置と席の配置が自店の業態に合うかを確認してください。
飲食店の内装はコンセプトと動線から
本記事では、飲食店の内装をおしゃれにする7つのコツ、業態別のデザイン例、よくある失敗、費用相場、店舗デザイン業者の選び方を解説しました。
最後に、押さえておきたいポイントを振り返ります。
- コンセプトを一文にまとめ、配色・照明・素材をそこから逆算する
- 客とスタッフの動線を交差させず、通路幅を優先して確保する
- 坪単価は改装15〜30万円・スケルトン30〜60万円を前提に配分する
- 同じ業態の実績がある業者を2〜3社比較してから決める
おしゃれな内装は、感性やセンスだけで生まれるものではありません。
コンセプトという軸を先に決め、そこから配色・照明・素材・動線を順に落とし込んでいけば、予算が限られていても一貫性のある空間に仕上がります。
そのうえで、内装制限や排気といった実務面を早い段階で確認しておけば、設計のやり直しによる無駄も避けられるでしょう。
まずは店のコンセプトを言葉にし、同じ業態の施工実績を持つ業者へ相談するところから始めてみてください。