兵庫県でクリニック内装デザインに失敗しない!費用相場や内装デザイン会社選びを解説
兵庫県でクリニックの開業を検討されているドクターにとって、内装デザインは経営の成否を左右する重要な要素です。
神戸や姫路といった都市部では駅前競争が激しく、患者様に選ばれる空間づくりが求められる一方、郊外エリアでは駐車場の確保や地域密着型の温かみある雰囲気が重視されます。
本記事では、兵庫県における内装デザインの費用相場から、信頼できるデザイン会社の選び方まで、開業準備に必要な情報を解説します。
患者様の心に残るクリニックづくりを実現するために、ぜひ最後までお読みください。
目次
兵庫県でクリニック内装デザインを検討しているドクターの悩み

兵庫県でクリニックの開業を目指すドクターは、立地選びから内装デザインまで、さまざまな悩みを抱えています。
県内の人口構成や競合状況は地域ごとに大きく異なり、それぞれのエリア特性を理解した上で戦略を立てる必要があります。
例えば、神戸市の三宮や元町エリアでは、駅前の一等地に多くのクリニックが集中しており、テナントの階数や視認性が集患に直結します。
ビルの高層階では家賃を抑えられる一方、患者様の来院ハードルが上がるため、内装デザインで安心感や特別感を演出する工夫が求められます。
姫路や加古川といった郊外都市では、車での来院を前提とした駐車場の確保が必須となり、待合室の広さや動線設計にも余裕を持たせることが重要です。
診療科ごとの差別化ニーズも高まっており、内科や整形外科では幅広い年齢層の患者様に対応するため、バリアフリー設計や落ち着いた色調が好まれます。
小児科では、子どもが怖がらない明るく柔らかい空間づくりが必要です。
美容クリニックでは、プライバシーへの配慮と高級感の演出が求められ、待合室の配置や個室の充実度が選ばれる理由になります。
兵庫県内でも、阪神間と播磨地域では患者層の傾向が異なります。阪神間は比較的若い世代や働く世代が多く、夜間診療やオンライン予約システムといった利便性が評価されます。
播磨地域では高齢者の割合が高く、ゆったりとした待合空間や段差のないアプローチが喜ばれます。
こうした地域特性を踏まえた内装デザインの選択が、開業後の集患力を大きく左右するのです。
クリニック内装デザインが集患と経営に与える影響

クリニックの内装デザインは、単なる見た目の美しさだけでなく、患者様の心理や行動、さらには経営の効率性にまで深く関わっています。
第一印象から診療の流れ、ブランドイメージの構築まで、内装デザインが果たす役割は多岐にわたります。
受付・待合室|患者の第一印象に直結
受付カウンターは、患者様が最初に接するクリニックの「顔」です。
カウンターの高さや形状、スタッフとの距離感は、安心感や信頼感を左右します。
高すぎるカウンターは威圧感を与え、低すぎると事務作業がしにくくなります。
最近では、立ち座り両用のセミオープンカウンターが人気で、患者様との程よい距離感を保ちながら、親しみやすい雰囲気を演出できます。
待合室の配置と座席数も重要なポイントです。
兵庫県の都市部では限られたスペースを有効活用するため、壁面にソファを配置し、中央に雑誌ラックや観葉植物を置くレイアウトが一般的です。
郊外型のクリニックでは、ゆとりある座席配置が可能で、半個室風のベンチシートを設けることでプライバシーに配慮した空間づくりができます。
照明の選び方も患者様の心理に影響します。
明るすぎる蛍光灯は緊張感を生み、暗すぎる間接照明は不安を与えます。
自然光を取り入れつつ、温白色のLED照明で柔らかく均一に照らすことで、リラックスできる空間が生まれます。
待合室での滞在時間が長くなりがちな内科や小児科では、患者様のストレスを軽減する照明計画が欠かせません。
動線設計によるスムーズな診療
患者様とスタッフの動線が交錯しないよう設計することは、診療効率の向上とプライバシー保護の両面で重要です。
受付から待合室、診察室、会計、そして出口までの流れが一方通行に近い形で設計されていると、患者様は迷わずスムーズに移動できます。
特に高齢者や車椅子を利用される方が多いクリニックでは、段差のない動線と十分な通路幅の確保が必須です。
スタッフ動線も診療の効率性に直結します。診察室から処置室、バックヤードへの移動が頻繁に発生する場合、最短距離で結ばれていることが理想です。
神戸市内のテナント型クリニックでは、縦長の間取りが多く、動線を工夫しないと無駄な移動が増えてしまいます。
設計段階で実際の診療フローをシミュレーションし、スタッフの動きを最適化することで、一日あたりの診療可能人数が大きく変わります。
診察室と待合室の配置にも配慮が必要です。診察室の声が待合室に漏れないよう、遮音性の高い壁材や二重ドアを採用することで、患者様のプライバシーが守られます。
また、トイレや授乳室の位置も動線上の重要なポイントです。
待合室から見えにくく、かつアクセスしやすい場所に配置することで、患者様の利便性と快適性が向上します。
診療コンセプト × ブランディング
クリニックの診療方針や院長の人柄を、内装デザインを通じて視覚的に表現することで、強力なブランディング効果が生まれます。
例えば、予防医療に力を入れる内科クリニックであれば、清潔感と先進性を感じさせる白とグレーのモダンな配色が適しています。
地域密着型のアットホームな雰囲気を目指すなら、木目調の温かみある素材と柔らかな照明が効果的です。
姫路市のある小児科クリニックでは、森をテーマにした内装デザインを採用し、壁面に動物のイラストを配置することで、子どもたちが楽しく通える空間を実現しています。
このように、明確なコンセプトに基づいた内装は、患者様の記憶に残りやすく、紹介や再来院につながります。
ロゴマークや配色、サインデザインに至るまで、一貫性のあるビジュアルアイデンティティを構築することも重要です。
受付の看板やスタッフユニフォーム、診察券のデザインが統一されていると、プロフェッショナルな印象が強まります。
特に美容クリニックや自由診療を行うクリニックでは、高級感と信頼感を演出するブランディングが、価格競争に巻き込まれない差別化要因となります。
兵庫県のクリニック内装デザイン費用相場と工期

兵庫県でクリニックの内装工事を行う際、費用と工期は開業計画の根幹を成す要素です。
地域や物件の状態、診療科の特性によって必要な投資額は大きく変動します。
ここでは、兵庫県内の実情に即した費用相場と工期の目安を具体的に解説します。
内装工事の坪単価目安
兵庫県内でのクリニック内装工事は、物件の状態と求めるデザインレベルによって坪単価が変わります。
スケルトン物件の場合、設備工事を含めた新規内装では坪あたり40万円から70万円程度が一般的です。
神戸市中央区や西宮市といった人気エリアでは、テナントの家賃が高い分、内装にもある程度の投資をして差別化を図る傾向があります。
一方、姫路市や加古川市などでは、坪単価35万円から60万円程度で質の高い内装が実現できることが多いです。
既存の内装を活かした改装の場合、坪単価は20万円から40万円程度に抑えられます。
ただし、医療機器の配置変更や水回りの移動が伴うと、配管工事や電気工事の追加費用が発生するため、事前の現地調査が欠かせません。
また、築年数が古いビルでは、消防設備の更新や空調容量の増強が必要になるケースもあり、予算に余裕を持たせておくことが重要です。
診療科による違いも見逃せません。内科や整形外科では、レントゲン室や処置室の設備投資が大きく、坪単価が高めになります。
歯科クリニックではユニット周辺の給排水工事や、チェアごとの電源確保が必要で、設備工事費の比重が増します。
美容クリニックでは、個室やパウダールームの充実が求められ、内装仕上げのグレードが高くなるため、坪単価は50万円を超えることも珍しくありません。
坪数別の概算シミュレーション(表)
クリニックの規模別に、兵庫県内での内装工事費用と工期の目安を示します。
| 規模 | 費用目安 | 工期 |
|---|---|---|
| 20坪(小規模・内科) | 800万円〜1,400万円 | 1.5〜2ヶ月 |
| 30坪(標準・内科 / 小児科) | 1,200万円〜2,100万円 | 2〜3ヶ月 |
| 40坪(中規模・整形外科 / 歯科) | 1,600万円〜2,800万円 | 2.5〜3.5ヶ月 |
| 50坪(大規模・美容 / 複数診療科) | 2,000万円〜3,500万円 | 3〜4ヶ月 |
兵庫県で30坪の内科クリニックを開業する場合、スケルトン物件であれば1,500万円前後の内装費用を見込むのが現実的です。
これには、受付カウンター、待合室の椅子、診察室のパーテーション、電子カルテ用の配線工事、空調設備、照明器具などが含まれます。
既存テナントの居抜き物件を活用できれば、1,000万円程度に抑えられる可能性もあります。
工期については、設計から施工完了までの期間を示しています。保健所への開設届や消防署への届出手続きにも時間がかかるため、開業予定日から逆算して余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
特に神戸市内では、テナントビルの管理規約によって工事可能な時間帯が制限されることがあり、工期が延びる要因となります。
見積もりを取る際は、設計費、施工費、設備機器費、什器備品費を分けて確認しましょう。
総額だけでなく、内訳を詳細に把握することで、コストダウンの余地や優先順位を見極めやすくなります。
また、開業後の追加工事や修繕に備えて、予算の10%程度を予備費として確保しておくと安心です。
兵庫県での物件選び・テナント条件の注意点

クリニックの成功は、立地と物件選びで大きく左右されます。
兵庫県内でも地域ごとに特性が異なり、都市部と郊外では求められる条件が変わります。
内装デザインの自由度や費用にも直結するため、物件選びは慎重に行う必要があります。
兵庫県の都市部の特徴
神戸市の三宮や元町エリアは、兵庫県内でも特に競争が激しい医療激戦区で、駅前の商業ビルにテナントとして入居するクリニックが多く、視認性とアクセスの良さが集患の鍵を握ります。
ただし、ビルの高層階になるほど家賃は下がる一方、患者様の来院ハードルは上がります。特に高齢者や体の不自由な方が多い診療科では、2階または3階までのテナントを選ぶことが望ましいです。
三宮エリアのテナントビルでは、エレベーターの有無や待ち時間も重要な要素です。エレベーターが1基しかなく、混雑時に待たされるようでは、患者様の満足度が下がります。
また、ビルの外観や共用部の清潔感も、クリニックのイメージに影響します。古いビルでも、内装デザインで高級感や清潔感を演出できますが、エントランスや廊下が暗く狭いと、来院前の印象が悪くなってしまいます。
姫路市や加古川市では、駅前だけでなく幹線道路沿いの物件も人気ですが、これらのエリアでは車での来院が主流のため、駐車場の台数と停めやすさが最優先事項となります。
最低でも5台以上、できれば10台以上の駐車スペースが確保できる物件を選ぶと、患者様の利便性が大幅に向上します。
駐車場が平面で、入り口が広く見通しが良い物件は、高齢者にも安心して利用してもらえます。
テナントの階数や区画の形状も、内装デザインの自由度に影響します。縦長の細い区画では、動線設計に制約が生まれ、待合室や診察室のレイアウトが限られます。
正方形に近い間取りの方が、効率的な配置が可能で、患者様の導線もスムーズになります。
郊外型クリニックモールの立地戦略
近年、兵庫県内でもクリニックモール形式の複合施設が増えています。
特に明石市や西宮市の郊外エリアでは、ショッピングセンターに隣接したクリニックモールが注目を集めています。
クリニックモールに入居するメリットは、集客力の高さと初期投資の抑制です。
モール全体の広告宣伝効果により、開業直後から一定の来院数が見込め、共用の待合スペースや駐車場を利用できるため、個別に確保するよりもコストを抑えられます。
ただし、他の診療科との調整や、モール運営会社との契約条件をよく確認する必要があります。
デメリットとしては、内装デザインの制約が挙げられます。
モール全体の統一感を保つため、外観や看板のデザインに制限がかかることがあります。
また、診療時間や休診日も他のテナントと足並みを揃えるよう求められる場合があります。
立地の評価では、周辺の人口動態と競合状況を分析することが不可欠です。
兵庫県内でも、若い世代が多い地域と高齢化が進む地域では、求められる診療内容が異なります。
開業予定地の半径1キロメートル内の人口構成や、同じ診療科のクリニックの数を調べ、自院の強みを活かせる立地かどうかを見極めましょう。
法規・設備
クリニック開業には、医療法や建築基準法、消防法などの法規制が関わります。
特に給排水設備、天井高、空調容量は、内装デザインの根幹に影響する重要な要素です。
給排水設備は、診察室や処置室、トイレの配置を決める上で制約となり、テナント物件では、既存の配管位置を変更するのが難しく、費用も高額になります。
歯科クリニックのように水回りが多い診療科では、事前に配管図を確認し、ユニットの台数や配置が可能か検討する必要があります。
排水の勾配が取れない場合、床を上げる工事が必要になり、段差が生じることもあります。
天井高は、開放感や設備機器の設置に影響します。医療用の照明や空調ダクト、スプリンクラーなどを設置すると、有効天井高がさらに低くなります。
最低でも2.5メートル以上の天井高が確保できる物件を選びましょう。天井が低いと圧迫感が生まれ、患者様に不快感を与える恐れがあります。
また、レントゲン機器など大型設備を導入する場合は、搬入経路や設置スペースの高さも事前に確認が必要です。
空調容量は、快適な診療環境を保つために欠かせません。クリニックでは、患者様とスタッフが長時間滞在するため、ビル全体の空調だけでは不十分なことがあります。
特に夏場や冬場は、個別空調の増設が必要になる場合があり、電気容量の確認も重要です。
また、感染対策として換気能力の高い空調システムが求められる時代です。保健所の指導基準を満たすよう、設計段階で専門家に相談しましょう。
診療科別の内装デザインのポイント

診療科ごとに患者層や診療内容が異なるため、内装デザインに求められる要素も変わります。
ここでは、主要な診療科ごとの内装デザインのポイントを解説します。
内科

内科クリニックは、幅広い年齢層の患者様が訪れるため、誰もが安心できる落ち着いたデザインが基本です。
待合室は、高齢者が多いことを考慮して、座面が低く立ち上がりやすい椅子を選びましょう。肘掛けがあると、体を支えながら立ち座りできるため、患者様の負担が軽減されます。
色調は、ベージュやライトグレー、淡いブルーなど、刺激の少ない色を基調とします。白一色では無機質になりすぎるため、木目調のアクセントを加えることで温かみが生まれます。
照明は明るすぎず暗すぎず、自然光に近い色温度を選ぶと、長時間待っても疲れにくい空間になります。
診察室では、プライバシーへの配慮が重要です。複数の診察室を設ける場合、防音性の高いパーテーションや扉を採用し、隣の診察室の声が聞こえないようにします。
また、電子カルテのモニターが患者様から見える位置にあると、説明がしやすく、信頼関係の構築にもつながります。
歯科

歯科クリニックは、患者様が緊張しやすい診療科のため、リラックスできる空間づくりが求められます。
待合室には、観葉植物やアートを配置し、歯科医院特有の緊張感を和らげる工夫をしましょう。
BGMも、クラシックやヒーリングミュージックを流すことで、心地よい雰囲気が生まれます。
診療室は、清潔感と機能性の両立が重要です。白を基調とした空間に、明るい照明を配置することで、衛生的な印象を与えます。
ユニットごとにパーテーションで仕切ることで、他の患者様の視線を気にせず、安心して治療を受けられます。
特に女性患者様が多い場合、プライバシーへの配慮が評価につながります。
キッズスペースの設置も効果的です。親御さんが治療を受けている間、お子さんが退屈せずに過ごせるスペースがあると、ファミリー層の支持を得やすくなります。
兵庫県内の郊外型歯科クリニックでは、広めの待合室にキッズコーナーを設け、絵本やおもちゃを置いているところが人気です。
小児科

小児科は、子どもたちが怖がらず、楽しく通える空間デザインが最優先です。
明るくカラフルな配色や、動物やキャラクターのイラストを壁面に配置することで、病院らしくない親しみやすい雰囲気をつくります。
待合室の床には、クッション性のある素材を採用し、転んでも怪我をしにくい配慮が必要です。
授乳室やおむつ替えスペースの設置も、保護者にとって重要なポイントです。
特に乳幼児を連れた保護者は、授乳やおむつ替えの場所があるかどうかでクリニックを選ぶことがあります。
個室で鍵がかけられる授乳室があると、安心して利用できます。
診察室では、子どもが怖がらないよう、医療機器をできるだけ目立たない位置に配置します。診察台の周りに、ぬいぐるみやモビールを飾ることで、視線をそらし、緊張を和らげる効果があります。
また、診察後にシールやカードをプレゼントするコーナーを設けると、子どもたちが次回も来たくなる工夫になります。
美容クリニック
美容クリニックは、高級感とプライバシーの確保が最重要課題です。
待合室は、ホテルのラウンジのような落ち着いた雰囲気を演出し、他の患者様と顔を合わせにくいよう、座席の配置に工夫を凝らします。
個室の待合スペースを設けるクリニックも増えており、完全プライベートな空間が好評です。
施術室は、完全個室が基本です。防音性の高い壁と扉を採用し、他の患者様の声や物音が聞こえないよう配慮します。
また、施術後のパウダールームを充実させることで、メイク直しやヘアセットができ、患者様の満足度が高まります。パウダールームには、良質な照明と大きな鏡、化粧品のサンプルなどを用意すると喜ばれます。
内装の素材選びも重要です。大理石調の床や、高級感のある壁紙、間接照明を多用することで、ラグジュアリーな印象を与えます。
兵庫県内の美容クリニックでは、神戸市中央区のような都市部ほど、内装のグレードを高めに設定し、ブランドイメージを確立しています。
兵庫県でクリニック内装デザイン会社を選ぶポイント

内装デザイン会社の選定は、クリニック開業の成否を左右する重要なステップです。
費用や実績だけでなく、医療特有のニーズに対応できるかどうかを見極める必要があります。
医療系設計の実績と診療科バランス
クリニックの内装は、一般的な店舗デザインとは異なる専門知識が求められます。
医療法や感染対策、バリアフリー設計など、法規制や機能性への理解が不可欠です。
そのため、医療施設の設計実績が豊富なデザイン会社を選ぶことが重要です。
ホームページやパンフレットで、過去の施工事例を確認しましょう。自分が開業する診療科と同じ、または近い診療科の実績があると、具体的なイメージがつかみやすく、相談もスムーズに進みます。
また、兵庫県内での施工実績があれば、地域の建築事情や保健所の基準に精通している可能性が高く、手続きもスムーズです。
診療科のバランスも重要で、特定の診療科に偏らず、幅広い実績を持つデザイン会社は、柔軟な提案力が期待できます。
一方で、例えば歯科専門のデザイン会社であれば、ユニット配置や給排水設備の知識が深く、細部まで配慮した設計が可能です。
自分のニーズに合った会社を選びましょう。
設計施工一括か、分離発注か
内装工事の発注方法には、設計と施工を同じ会社に依頼する「設計施工一括方式」と、設計と施工を別々の会社に依頼する「分離発注方式」があります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、クリニックの規模や予算に応じて選択します。
設計施工一括方式
設計施工一括方式は、窓口が一つで済むため、手続きがシンプルで責任の所在も明確です。
設計から施工までの連携がスムーズで、工期の短縮やコストの最適化が期待できます。
特に初めての開業で、内装に関する知識が少ないドクターにとっては、一括で任せられる安心感があります。
分離発注方式
分離発注方式は、設計と施工をそれぞれ専門の会社に依頼するため、設計の質と施工の質を別々に吟味できます。
設計事務所が施工会社の見積もりを精査することで、適正価格での工事が期待できます。
ただし、設計と施工の調整に手間がかかり、トラブルが発生した際の責任範囲が曖昧になることがあります。
兵庫県内の中小規模クリニックでは、設計施工一括方式を選ぶケースが多いです。
信頼できるデザイン会社を見つけることができれば、スムーズに開業準備を進められます。
大規模なクリニックや、こだわりの強いデザインを希望する場合は、分離発注も選択肢に入れると良いでしょう。
見積もり比較の注意点
複数のデザイン会社から見積もりを取る際は、総額だけでなく、内訳を詳しく比較することが大切です。
見積書の項目が会社によって異なるため、何が含まれていて何が含まれていないかを確認しましょう。特に、設計費、施工管理費、設備機器費、什器備品費が別建てかどうかをチェックします。
坪単価での比較も有効ですが、同じ坪数でも仕様やグレードが異なれば金額は大きく変わります。
使用する素材や設備機器のメーカー、仕上げの品質などを統一した条件で見積もりを依頼すると、公平な比較ができます。
また、追加工事が発生した場合の費用や、アフターサービスの内容も確認しておくと安心です。
安すぎる見積もりには注意が必要です。相場よりも大幅に安い場合、必要な工事が抜けていたり、低品質な材料を使用していたりする可能性があります。
施工後にトラブルが発生し、追加費用が膨らむケースもあるため、価格だけでなく、提案内容やコミュニケーションの質を総合的に判断しましょう。
兵庫県でおすすめのクリニック内装デザイン会社9選

兵庫県内でクリニックの内装デザインに実績のある会社を厳選してご紹介します。
各社の特徴や強みを踏まえ、ご自身のニーズに合った会社選びの参考にしてください。
株式会社オールメイク

- 年間100件以上の内装工事実績を持つ総合建設会社
- 建物修繕工事から発足した豊富な構造知識
- 兵庫県加古川市を拠点に大阪・兵庫エリアに対応
株式会社オールメイクは、兵庫県加古川市に本社を構え、年間100件以上の内装工事を手がける総合建設会社です。
プラント設備工事や建物修繕工事から事業をスタートさせた背景があり、構造面での深い知識を持っているのが強みです。
店舗内装から住宅リフォーム、外壁塗装まで幅広い業務に対応しており、クリニック内装においても多角的な視点から提案できる体制が整っています。
大阪・兵庫を中心に活動しており、地域の建築事情に精通しているため、兵庫県内でクリニック開業を検討するドクターにとって、安心して相談できるパートナーとなるでしょう。
| 会社名 | 株式会社ALLMAKE(オールメイク) |
| 対応エリア | 関西圏全域(大阪府、京都府、兵庫県他) |
| 施工実績 | 年間100件以上 |
| 特徴 | 設計施工一括・コストバランス重視 |
| 診療科 | 美容室・サロン・商業施設他 |
タカラスペースデザイン

- 全国対応で年間50件以上の医療施設を手がける実績
- 創業65年以上のキャリアと96名の設計担当者を擁する
- 眼科・婦人科・消化器内科など診療科別の専門性
タカラスペースデザインは、タカラベルモントグループに属し、「美と健康」に関わる空間創造のスペシャリストとして全国展開している企業です。
創業65年以上の歴史を持ち、一級建築士12名を含む96名の設計担当者が在籍しています。
全都道府県に対応可能で、年間50件以上のペースで医療施設の設計施工を行っており、国内トップクラスの実績を誇ります。
特に眼科、婦人科・不妊治療、消化器内科・内視鏡内科、循環器内科など、診療科ごとの専門的なノウハウを蓄積しており、機能性とデザイン性を両立した提案が可能です。
兵庫県内でも神戸市を中心に多数の施工事例があり、高品質なクリニック空間を求めるドクターに適しています。
| 会社名 | タカラスペースデザイン |
| 対応エリア | 全国(全都道府県対応) |
| 施工実績 | 年間50件以上・累計施工実績500万件以上(2011〜2024年) |
| 特徴 | 設計施工一括・全診療科対応・国内トップクラス実績 |
| 診療科 | 眼科・婦人科・内科・循環器内科・心療内科・小児科・整形外科他全診療科 |
マツヤアートワークス

- 世界的デザインアワード受賞多数の高いデザイン力
- クリニックを含む多様な商業空間の設計施工実績
- 姫路市を拠点に関西エリア全域をカバー
マツヤアートワークスは、兵庫県姫路市に本社を置く建築設計事務所です。
イタリアA’デザインアワードやドイツRedDotデザインアワード、韓国K-Design awardなど、世界的なデザイン賞を多数受賞しており、国際的に評価される高いデザイン力を持っています。
クリニックデザインにおいては、近視ケアクリニックや美容皮膚科、泌尿器科など、独創的で機能的な空間づくりに定評があります。
ブランディングを重視した空間デザインを得意としており、差別化を図りたいドクターに最適です。
姫路を拠点としながら、関西全域で活動しており、兵庫県内でのアクセスの良さも魅力です。
| 会社名 | 株式会社マツヤアートワークス |
| 対応エリア | 関西全域、全国対応可 |
| 施工実績 | 多数のデザイン賞受賞 |
| 特徴 | 国際的デザイン力、ブランディング重視 |
| 診療科 | 内科、皮膚科、泌尿器科、眼科など |
コスモデザイン企画

- 開業35年で300件以上の開業支援実績を誇る
- 歯科・クリニックデザインに特化したノウハウ
- 設計から施工まで一括対応で中間マージンなし
コスモデザイン企画は、開業35年で300件以上の開業支援実績を誇る老舗の設計施工会社です。
大阪と東京にオフィスを構え、関東・関西エリアを中心に活動しています。
クリニックや歯科医院のデザインに特化した豊富な経験があり、地域ごとの構造設備基準や衛生面の法規制にも精通しています。
設計から施工まで一括で対応することで仲介費用をカットし、コストパフォーマンスに優れた提案が可能です。
また、建築業許可を取得しており、500万円以上の大規模工事にも対応できる体制が整っています。
| 会社名 | 株式会社コスモデザイン企画 |
| 対応エリア | 関西圏中心、東京も対応 |
| 施工実績 | 開業支援実績300件以上 |
| 特徴 | 歯科・クリニック専門性、豊富な実績 |
| 診療科 | 歯科医院、クリニック全般 |
株式会社Crea

- 神戸・大阪を中心に15年で900件以上の店舗デザイン実績
- 美容室・サロン系からクリニックまで幅広く対応
- 資金調達から販促活動までフルサポート体制
株式会社Creaは、神戸・大阪を中心とした関西エリアで、15年で900件以上の店舗デザイン実績を持つ設計施工会社です。
美容室や理容室、エステサロンなどのサロン系店舗を得意としながらも、クリニックや整骨院の内装も手がけています。
自社で設計施工を一貫して行うため、直接発注により価格を抑えた工事が可能です。
開業支援にも力を入れており、資金調達から販促物の制作までトータルでサポートする体制が整っています。
お客様の想いを形にすることを重視し、理想の空間づくりに寄り添う姿勢が評価されています。
兵庫県内で地域密着型のサポートを求めるドクターにおすすめです。
| 会社名 | 株式会社Crea |
| 対応エリア | 関西全域(神戸・大阪中心) |
| 施工実績 | 15年で900件以上 |
| 特徴 | 開業支援充実、直接発注で価格抑制 |
| 診療科 | クリニック、整骨院など |
株式会社キイト

- あらゆる視点からプランを可視化する提案力
- マーケティングや予算を考慮した実現性の高い設計
- オリジナル家具・照明・サインの製作も可能
株式会社キイトは、兵庫県芦屋市を拠点とし、商業空間のデザインから設計、工事監理までを一貫して手がける会社です。
あらゆる視点からプランを可視化し、マーケティングや予算を考慮した上で実現性を踏まえた空間づくりを提案しています。
クリニックをはじめ、カフェ、サロン、オフィスなど業種や規模に関係なく柔軟に対応しており、歯科クリニックでは個性的なデザインの診療室を手がけた実績もあります。
また、家具・照明器具・看板サインなどキイトオリジナルデザインの製品も取り扱っており、各施設に応じたオリジナル製品の作成も可能です。
細部までこだわりたいドクターに適しています。
| 会社名 | 株式会社キイト |
| 対応エリア | 兵庫県、大阪府、京都府 |
| 施工実績 | 多数 |
| 特徴 | マーケティング重視、オリジナル製品製作 |
| 診療科 | 歯科、クリニック全般 |
s i s i

- 利用者の感情に寄り添った心地良い空間デザイン
- 兵庫県神戸市を拠点とした地域密着型サービス
- デザイン性と実用性の調和を重視した設計
s i s iは、兵庫県神戸市に拠点を置く空間デザインスタジオで、利用者の感情に寄り添ったデザインを大切にし、心地良さに重点をおいて設計を行っています。
商業施設や店舗、飲食店、そしてクリニックなど幅広い業態に対応しており、内装や外観を美しく装飾するだけでなく、顧客の動線や照明、音響など、あらゆる要素を考慮した総合的な空間づくりを得意としています。
大阪梅田のクリニックデザインも手がけており、リラックスした空間演出に定評があります。
患者様の心に響く空間を求めるドクターにおすすめです。
| 会社名 | 株式会社 s i s i ( シシ ) |
| 対応エリア | 兵庫県、大阪府 |
| 施工実績 | クリニック含む多数 |
| 特徴 | 感情に寄り添うデザイン、心地良さ重視 |
| 診療科 | クリニック、商業施設全般 |
関西店舗デザイン

- デザインから施工、販促まで一貫対応
- 神戸・姫路を含む兵庫県全域をカバー
- 医院建築の実績あり、クリニックにも対応
株式会社 関西店舗デザインは、神戸・大阪を拠点に兵庫県内(明石・加古川・姫路など)の店舗・医院デザインを手がける会社です。
「単なる内装屋とは異なる次元のサービス」を掲げ、店舗設計・施工だけでなく、ロゴ・ホームページ制作・販促ツールまで一貫して対応できるのが最大の強みです。
クリニック・医院建築にも対応しており、開業前のブランディングから開業後の集患施策まで、トータルでサポートできる体制が整っています。
兵庫県内で内装デザインと集患戦略を同時に進めたいドクターに最適なパートナーです。
| 会社名 | 株式会社関西店舗デザイン |
| 対応エリア | 神戸・大阪・京都・明石・加古川・姫路・淡路島など関西圏 |
| 施工実績 | 医院建築・店舗・住宅等の実績多数 |
| 特徴 | デザイン・設計・施工から販促・WEB制作まで一貫対応 |
| 診療科 | クリニック全般(医院建築対応) |
Miiiy Design ミィデザイン

- デザインと施工を一貫対応でコスト削減
- クリニック独自の設計・保健所申請サポート充実
- 診察券・看板などグラフィックデザインも対応
Miiiy Design ミィデザインは、大阪・京都・奈良・神戸・和歌山など関西圏で幅広くクリニック内装デザインを手がける会社です。
クリニック・歯科医院など医院独自の設計ポイントを反映し、おしゃれで安心感のある空間を提案しています。
デザインから施工まで一貫対応することで無駄を排除し、地域の施工会社との連携により内装費用を抑えた最適な提案が可能です。
保健所申請や消防申請の代行、開業後のサポートも充実しており、初めて開業するドクターも安心して任せられます。
さらに診察券・看板・チラシなどのグラフィックデザインにも対応し、開業準備から集患施策までトータルでサポートできる点が大きな強みです。
| 会社名 | Miiiy Design(ミィデザイン) |
| 対応エリア | 関西全域(大阪・奈良・京都・神戸・和歌山)・名古屋・東京 |
| 施工実績 | 医療施設多数 |
| 特徴 | 医療系特化・コスパ重視・開業サポート充実 |
| 診療科 | 歯科・内科・美容クリニック・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・心療内科・動物病院他 |
内装工事の流れ|相談〜開院まで

クリニックの内装工事は、初回相談から開院までいくつかのステップを経て進行します。
それぞれの段階で必要な準備や確認事項を理解しておくことで、スムーズな開業準備が可能になります。
- STEP
初回相談
まず、初回相談では、ドクターの診療コンセプトや理想とする空間イメージをデザイン会社に伝えます。
診療科や想定患者層、予算、希望する開業時期などを共有し、大まかな方向性を固めます。
この段階で、物件が決まっていれば図面を持参すると、より具体的な提案を受けられます。
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現地調査
次に、現地調査が行われます。デザイン会社のスタッフが実際の物件を訪れ、天井高や配管位置、電気容量などを確認します。
兵庫県内のテナント物件では、ビルの管理規約や消防設備の状況も調査対象となります。
この情報をもとに、実現可能なデザインプランが作成されます。
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基本設計
基本設計では、平面図や立面図、パース図が提示されます。
受付カウンターや待合室、診察室の配置、動線計画、内装の仕上げイメージなどが視覚化され、ドクターと打ち合わせを重ねながら詳細を詰めていきます。
この段階で、変更や追加の要望を伝えることが重要です。
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実施設計
実施設計では、基本設計をもとに、詳細な寸法や仕様、使用する材料やメーカーを決定します。
電気配線図や給排水図も作成され、工事に必要なすべての情報が揃います。
見積書もこの段階で確定し、契約を結びます。
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施工
施工段階では、解体工事から始まり、電気・給排水・空調などの設備工事、内装仕上げ工事が順次進められます。
工期は規模や内容により異なりますが、兵庫県内の30坪程度の内科クリニックであれば、2ヶ月から3ヶ月が標準的です。
神戸市内のテナントビルでは、工事可能な時間帯が制限されることがあり、工期が延びる場合もあります。
施工中は、定期的に現場を確認し、進捗状況や仕上がりをチェックしましょう。
変更が必要な場合は早めに伝えることで、追加費用や工期の遅延を最小限に抑えられます。
完成が近づいたら、什器備品の搬入や医療機器の設置を行い、開院準備を進めます。
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最終検査
最終検査では、デザイン会社と一緒に仕上がりを確認し、不具合があれば手直しを依頼します。
保健所や消防署への届出も忘れずに行い、開設許可を取得します。
兵庫県内でも地域によって手続きの流れが若干異なるため、デザイン会社のサポートを受けながら進めると安心です。
すべての準備が整ったら、いよいよ開院です。内装デザインが患者様に好印象を与え、集患につながることを期待しつつ、診療に専念できる環境が整います。
よくある質問(FAQ)

兵庫県でクリニックの内装デザインを検討する際、多くのドクターが共通して抱く疑問や不安があります。
ここでは、特によく寄せられる質問にお答えします。
Q
兵庫県で費用を抑えるコツは?
A
内装費用を抑えるためには、いくつかのポイントがありますが、まず居抜き物件を活用することで、既存の設備や内装を流用でき、大幅なコストダウンが可能です。
特に兵庫県内の郊外エリアでは、居抜き物件が比較的多く見つかります。
ただし、前の用途がクリニックでない場合、給排水や電気容量の変更が必要になることがあるため、事前の確認が必須です。
次に、仕上げ材のグレードを適切に選ぶことです。すべての箇所に高級素材を使う必要はなく、患者様の目に触れる部分には質の良い材料を、バックヤードにはコストパフォーマンスの良い材料を使うといったメリハリをつけることで、予算内で満足度の高い仕上がりが実現できます。
また、複数のデザイン会社から見積もりを取り、内容を比較することも重要です。同じ仕様でも会社によって価格差があるため、適正価格を見極める材料になります。ただし、安すぎる見積もりには注意し、必要な工事が含まれているか確認しましょう。
Q
開院までの最短スケジュールは?
A
開院までのスケジュールは、物件の状態や内装工事の規模によって変わりますが、最短で3ヶ月から4ヶ月程度が目安です。
物件契約から設計、施工、保健所への届出、医療機器の搬入までを含めると、余裕を持って半年程度を見込むのが現実的です。
兵庫県内でも、神戸市内のテナントビルでは、ビル管理会社との調整や工事時間の制約があり、スケジュールが延びる可能性があります。
一方、郊外の一階路面店であれば、比較的自由に工事が進められ、スケジュール短縮が可能です。
急いで開業したい場合は、居抜き物件を選び、大幅な改装を避けることで工期を短縮できます。
また、設計施工一括のデザイン会社に依頼することで、設計と施工の連携がスムーズになり、時間のロスが減ります。
開業希望時期が決まっている場合は、早めにデザイン会社に相談し、逆算してスケジュールを立てることをお勧めします。
まとめ
兵庫県でのクリニック内装デザインは、地域特性と診療科の特性を理解した上で、患者様に選ばれる空間づくりが重要です。
神戸や姫路などの都市部では視認性と差別化が、郊外では駐車場とゆとりある空間が求められます。
費用相場はスケルトン物件で坪あたり40万円〜70万円、30坪規模で1,200万円〜2,100万円程度を見込み、工期は2〜3ヶ月が標準です。
デザイン会社選びでは、医療施設の実績と兵庫県内での施工経験を重視します。
内装デザインは集患力と経営効率に直結するため、信頼できるパートナーとともに理想のクリニックを実現しましょう。